社会人1年目の貯金額はいくら?2026年の平均56万円と比較して考える

お金を貯める

社会人1年目になると、「みんなどれくらい貯金しているんだろう?」「自分の貯金額は少ないのかな?」と気になる人も多いと思います。

ソニー生命が2026年に行った調査によると、社会人2年生が社会人1年目に貯蓄した金額は平均56万円でした。1ヶ月あたりにすると約4.7万円です。

僕自身は手取りが月約26万円で実家暮らしということもあり、自分の状況に当てはめると、月4.7万円という金額はやや少なく感じました。

ただ、実家暮らしか一人暮らしか、収入や生活費がいくらなのかによって、貯められる金額は大きく変わります。そのため、平均56万円をそのまま自分の目標にする必要はないと考えています。

この記事では、2026年の調査をもとに社会人1年目の平均貯金額を確認しながら、平均額をどう捉えればいいのか、社会人1年目の僕自身の状況も交えて考えていきます。

社会人1年目の平均貯金額は56万円

2026年調査では平均56万円

ソニー生命が2026年3月に20〜29歳の男女1,000人を対象に実施した「社会人1年目と2年目の意識調査2026」によると、社会人2年生500人が社会人1年目に貯蓄した金額は平均56万円でした。

前年の調査では平均52万円だったため、4万円増えています。

ただし、ここで注意したいのは、平均56万円が「社会人1年目ならこれくらい貯めるのが普通」という意味ではないことです。

今回の調査対象は20〜29歳です。同じ社会人1年目でも、高卒・専門卒・大卒・大学院卒など経歴はさまざまで、入社時の年齢や収入も同じではありません。

平均56万円は、あくまで自分の貯金額を考えるための一つの参考値として見るのがよさそうです。

1ヶ月あたりにすると約4.7万円

年間56万円を単純に12ヶ月で割ると、1ヶ月あたり約4万7,000円です。

毎月同じ金額を貯めているとは限らず、ボーナスからまとめて貯金している人もいるため、実際に全員が毎月4.7万円を貯めているわけではありません。

それでも、年間56万円という数字をイメージしやすくする一つの目安にはなります。

実際の貯金額にはかなり差がある

同じ調査を見ると、社会人1年目に貯蓄した金額は人によってかなり差があります。

「10万円未満」が26.2%いる一方、「50万円〜100万円未満」と「100万円〜200万円未満」はそれぞれ14.8%でした。

平均は全体を一つの数字にまとめたものなので、その金額だけを見て「自分は貯金できている」「できていない」と判断するのは難しいです。

では、なぜ同じ社会人1年目でもこれほど差が出るのでしょうか。

平均56万円より多い・少ないだけで判断しなくていい

大きな理由の一つが、社会人になった時点での収入や生活環境の違いです。

同じ社会人1年目でも収入の条件は違う

「社会人1年目」と一括りにしても、全員が同じ給料からスタートするわけではありません。

厚生労働省の「令和7年 賃金構造基本統計調査」によると、新規学卒者の賃金は次のようになっています。

学歴新規学卒者の賃金
高校20万7,300円
専門学校23万700円
高専・短大23万5,500円
大学26万2,300円
大学院29万9,000円

高校卒と大学院卒では、月額で約9.2万円の差があります。

もちろん、この差がそのまま手取り額や貯金額の差になるわけではありません。勤務先や各種手当などによっても条件は変わります。

それでも、同じ「社会人1年目」という括りの中でも、スタート時点の収入に違いがあることは分かります。

実家暮らしか一人暮らしかでも変わる

収入だけでなく、生活環境による支出の違いも大きいです。

僕自身は現在実家暮らしで、毎月家にお金を入れています。それでも、一人暮らしと比べればお金を残しやすい環境だと感じています。

僕の勤務先には家賃補助があるため、一人暮らしをしても家賃負担はそれほど大きくならないと思います。それでも食費などの支出は今より増えるため、現在とまったく同じようにはいかないでしょう。

今は毎月12.3万円を基本ラインとして投資していますが、一人暮らしだったとしたら、月10万円程度までになると考えています。

このように、同じ人でも生活環境が変われば、貯金や投資に回せる金額は変わります。

平均56万円と比較するときは、金額だけでなく、自分と近い条件なのかまで考えることが大切です。

社会人1年目の自分はどうしているか

僕自身は平均56万円を基準に貯金額を決めているわけではありません。

現在は大学院卒の社会人1年目で、手取り月約26万円、実家暮らしという環境です。
自分の収入や支出、将来の目標から毎月のお金の使い方を考えています。

S&P500に月10万円、NASDAQ100に月2.3万円を積み立て

社会人になった当初から、S&P500に毎月10万円を積み立てています。

その後、実際に働きながら生活してみると思っていた以上に現金が残ったため、途中からNASDAQ100への月2.3万円の積み立ても追加しました。

現在は合計12.3万円を毎月の基本的な投資額としています。

最初から「月12.3万円投資しよう」と決めていたわけではなく、実際の収入と支出を見ながら投資額を増やした形です。

現金は余った分を貯める

一方で、現金については「毎月○万円を必ず貯金する」というルールは作っていません。

給料から投資する分や生活に必要なお金を確保して、それでも余ったお金があれば現金として残しています。

僕の場合は、現金を増やすことよりも投資を優先しています。

理由の一つは、若いうちに投資した資金ほど長い期間運用でき、複利の効果を受けられる期間も長くなると考えているからです。

もちろん、これは誰にでも同じように当てはまる方法ではありません。必要な現金や毎月の支出は人によって違うため、自分の状況に合わせて貯金と投資のバランスを決める必要があります。

平均ではなく自分の状況と目標から決める

平均56万円を月換算すると約4.7万円です。

手取り約26万円で実家暮らしの僕自身の状況に当てはめれば、この金額はやや少ないと感じます。

ただ、だからといって社会人1年目の全員が月4.7万円以上貯めるべきだとは思いません。

僕が平均額をあまり気にしていないのも、自分の収入や生活環境、目指している資産額から逆算してお金の使い方を決めているからです。

社会人1年目はいくら貯めることを目標にすればいい?

社会人1年目の貯蓄額は平均56万円ですが、この金額をそのまま目標にする必要はないと思っています。

まずは自分が毎月いくら残せるかを知る

最初から「年間56万円貯める」と決めるより、まずは毎月の収入と支出を把握して、自分が無理なくいくら残せるのかを確認する方が大切です。

たとえば、同じ手取り25万円でも生活費が15万円の人と20万円の人では、貯金や投資に回せる金額は5万円違います。

平均額に合わせるために生活を無理に切り詰めるのではなく、自分の家計から継続できる金額を考える必要があります。

貯める目的によって必要な金額も変わる

何のためにお金を貯めるのかによっても、目標額は変わります。

近いうちに一人暮らしを始める、車を買う、旅行に行くなど大きな支出を予定しているなら、現金を多めに確保しておく必要があります。

一方で、すぐに使う予定のないお金まで含めて、すべて現金で貯め続ける必要があるとは限りません。

僕自身は、生活に必要なお金を確保しながら、余裕のある範囲で投資を優先しています。

大切なのは「平均56万円を貯めること」ではなく、自分がお金を貯める目的を考え、その目的に合った金額を決めることだと思います。

社会人1年目で具体的にいくら貯金すればいいのか、目標額の決め方については「新卒1年目はいくら貯金すべき?平均額と目標の決め方を解説」で詳しくまとめています。

平均より「自分の目標」から逆算しよう

社会人1年目の貯蓄額が平均56万円という数字は、自分の現在地を知る一つの参考になります。

ただ、平均より多く貯めること自体が目的になる必要はありません。

僕自身も平均貯金額を基準にはしておらず、自分の収入や支出、そして将来の目標から逆算して資産形成をしています。

現在の最低目標は、30歳までに投資資産1000万円に到達することです。できれば30歳を待たず、少しでも早く達成したいと考えています。

僕が現在どのくらいの資産から1000万円を目指しているのか、毎月の投資額や投資ルールについては「25歳新卒会社員が資産1000万円を目指す」で詳しく公開しています。

そのため、実家暮らしで比較的お金を残しやすい今の環境を活かしながら、毎月の積立投資を続けています。

もちろん、1000万円という目標も僕自身が決めたもので、すべての社会人1年目に必要な金額ではありません。

平均額は自分の現在地を確認する材料の一つです。

その数字と比べて一喜一憂するのではなく、自分がこれから何にお金を使いたいのか、どれくらいの資産を作りたいのかを考え、自分に合ったペースで貯金や投資を続けていくことが大切だと思います。

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