新卒1年目はいくら貯金すべき?平均額と自分に合った目標の決め方

お金を貯める

「新卒1年目って、いくら貯金すればいいんだろう?」

社会人になって給料をもらい始めると、一度は気になるところだと思います。

周りがどれくらい貯めているのか気になりますが、実家暮らしと一人暮らしでは生活費が大きく違いますし、奨学金の返済や車の有無などによっても貯められる金額は変わります。

そのため、僕は「新卒なら毎月○万円貯金すべき」と一律に決める必要はないと考えています。

この記事では、20代のお金に関するデータも参考にしながら、新卒1年目がどのように貯金目標を決めればいいのかを考えていきます。

僕自身は25歳の新卒会社員で、現在は毎月12.3万円を基本ラインとして投資しています。

ただし、この金額をそのまま他の新卒会社員にもおすすめしたいわけではありません。

大切なのは、自分の収入と生活費に合った金額を決めることです。

新卒1年目はいくら貯金すればいい?

結論から言えば、新卒1年目の貯金額に全員共通の正解はありません。

たとえば、同じ手取り20万円でも、

  • 実家暮らしで家賃負担がほとんどない人
  • 一人暮らしで毎月7万円の家賃を払う人
  • 奨学金を返済している人
  • 車を所有している人

では、毎月自由に使えるお金が大きく変わります。

そのため「新卒だから月5万円」「給料の○%」と数字だけを決めてしまうより、

手取り − 生活に必要なお金 = 貯金・投資に回せるお金

という順番で考える方が現実的です。

最初から高すぎる目標を設定して生活が苦しくなり、数ヶ月でやめてしまっては意味がありません。

まずは自分の家計を把握することがスタートだと思います。

20代の貯金・金融資産はどれくらい?

自分の貯金額を考えるとき、同世代の平均が気になる人も多いと思います。

参考になるのが、金融経済教育推進機構(J-FLEC)の「家計の金融行動に関する世論調査」です。

J-FLECは2025年にも全国の二人以上世帯5,000世帯、単身世帯2,500世帯を対象に調査を実施しています。

ただし、ここで注意したいのが、こうした調査の「金融資産」と普段使う「貯金」は同じ意味ではないことです。

J-FLECの調査における金融資産には、預貯金だけでなく株式や投資信託なども含まれます。また、預貯金についても日常的な支払いや引き落としに備えている部分は金融資産に含まれません。

さらに、「20代」という括りには社会人1年目以外の人も含まれます。

そのため、

20代の金融資産額=新卒1年目が貯金すべき金額

と考えるのは適切ではありません。

あくまで同世代の状況を見るための参考データとして使うのがいいでしょう。

平均額だけを見ない方がいい

金融資産のデータを見るときは、「平均値」だけで判断しないことも重要です。

資産額は、一部の多くの資産を持っている人によって平均値が引き上げられることがあります。

そのためJ-FLECも、家計の一般的な姿を見るために平均値とあわせて「中央値」を使っています。

中央値とは、資産額が少ない人から多い人まで順番に並べたとき、ちょうど真ん中に位置する人の金額です。

ネットで「20代の平均貯金○○万円」という数字を見つけても、

「自分は全然貯められていない」

と焦る必要はありません。

調査対象や「貯金」「金融資産」の定義を確認したうえで、自分の状況と比較することが大切です。

新卒1年目の貯金目標を決める3ステップ

では、実際にいくら貯めるのか。

僕なら次の3ステップで考えます。

① 毎月の手取りを確認する

まず確認するのは額面の給料ではなく、実際に銀行口座へ振り込まれる手取りです。

たとえば月給30万円でも、30万円すべてを自由に使えるわけではありません。

税金や社会保険料などが引かれるため、実際に使える金額を基準に家計を考える必要があります。

僕の場合、現在の手取りは約26万円です。

まずはここをスタート地点にします。

② 毎月の生活費を把握する

次に、

  • 家に入れるお金・家賃
  • 食費
  • 水道光熱費
  • 通信費
  • 交通費
  • 保険
  • 娯楽費
  • その他の固定費

など、自分が1ヶ月にどれくらい使っているのかを確認します。

ここが分からないまま「毎月5万円貯金する」と決めても、その金額が無理のない水準なのか判断できません。

僕の場合は実家暮らしということもあり、生活費は月10万円以内程度に収まることが多いです。

一人暮らしなら家賃や光熱費などが増えるので、同じ収入でも貯められる金額は当然変わります。

③ 無理なく残せる金額を決める

手取りと生活費が分かったら、その差額から貯金や投資に回す金額を決めます。

ここで重要なのは、余ったら貯めようと考えるのではなく、ある程度先に金額を決めておくことです。

給料が入ったら一定額を別口座へ移したり、積立投資を設定したりすれば、残ったお金で生活する形を作れます。

ただし、最初から限界まで貯める必要はありません。

まず無理なく続けられる金額から始め、生活に余裕があるなら徐々に増やしていけばいいと思います。

実家暮らしと一人暮らしでは貯められる金額が違う

新卒1年目の貯金を考えるうえで、かなり大きな違いになるのが住居費です。

特に実家暮らしの場合、一人暮らしと比べて家賃や水道光熱費などの負担を抑えられるケースがあります。

僕自身も実家暮らしなので、このメリットはかなり大きいと感じています。

だからこそ、今のうちに資産形成へ多めにお金を回しています。

一方、一人暮らしで同じことをしようとすれば、生活が苦しくなる可能性があります。

大切なのは「実家暮らしなら○万円貯めるべき」と考えることではなく、自分の生活環境を利用して、無理のない範囲で貯められる金額を増やすことだと思います。

実家暮らしで実際にどのくらい貯められるのかについては、別の記事でも詳しくまとめる予定です。

僕が新卒1年目に毎月12.3万円を投資している理由

僕の場合、新卒1年目の基本的な投資額を月12.3万円に設定しています。

内訳は、

  • S&P500:月10万円
  • NASDAQ100:月2.3万円

です。

現在の手取りは約26万円で、生活費は月10万円以内程度。

実家暮らしで支出を抑えやすい環境なので、毎月12.3万円を基本ラインとして投資しています。

さらに、12.3万円を上限にしているわけではありません。

余剰資金やボーナス、副収入などがあれば、追加で投資することも考えています。

僕の目標は、30歳までに投資資産1000万円へ到達することです。

そのため、節約だけではなく、

本業で稼ぐ → 支出を抑える → 副収入を作る → 投資へ回す

という形で「入金力」を上げていこうとしています。

ただし、月12.3万円という数字は僕の収入・生活環境・目標をもとに決めたものです。

新卒1年目の全員が同じ金額を投資する必要はありません。

貯金だけでなく投資に回すという選択肢もある

資産形成という意味では、余剰資金のすべてを現金として貯め続ける必要もないと僕は考えています。

僕自身は、生活に必要なお金を確保しながら、長期間使う予定のない資金を投資へ回しています。

ただし、投資には元本割れの可能性があります。

急な出費に備えるお金や、近いうちに使う予定のお金まで投資してしまうのは避けるべきです。

まずは生活を安定させる。

そのうえで余裕ができたら、貯金だけでなく投資も選択肢として考える。

僕はこの順番で資産形成を進めています。

社会人1年目から資産形成を始める流れについては、「社会人1年目の資産形成は何から始める?」でも詳しくまとめています。

また、僕が現在どのくらいの資産から1000万円を目指しているのか、具体的な投資ルールについては「25歳新卒会社員が資産1000万円を目指す」で公開しています。

まとめ|平均額より自分に合った貯金額を決めよう

新卒1年目になると、周りがいくら貯金しているのか気になると思います。

僕も平均額を見ること自体は参考になると思っています。

ただ、それ以上に重要なのは、

  • 毎月いくら手取りがあるのか
  • 生活費はいくら必要なのか
  • 実家暮らしか一人暮らしか
  • 近いうちに大きな出費があるか
  • 何のためにお金を貯めるのか

を把握することです。

条件が違えば、適切な貯金額も変わります。

まずは自分の収支を把握して、無理なく続けられる金額を決める。

そして余裕が出てきたら、貯金額や投資額を少しずつ増やしていけばいいと思います。

僕自身も、現在の月12.3万円という投資額がずっと固定とは考えていません。

収入や副収入、生活環境が変われば、その都度見直していく予定です。

30歳までの投資資産1000万円を目標に、これからも実際の数字とともに記録していきます。

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